添付文書 【ラパリムス錠1mg,顆粒0.2%】11.1 重大な副作用
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【ラパリムス錠1mg,顆粒0.2%】
11.1 重大な副作用
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11.1.1 間質性肺疾患(3.0%)
間質性肺疾患(肺臓炎、薬剤性肺障害、器質性肺炎を伴う閉塞性細気管支炎、肺線維症等)の症例が生じており、海外で死亡に至った例が報告されている。[1.2、7.2、8.1、9.1.1参照]
11.1.2 感染症(62.4%)
細菌、真菌あるいはウイルスによる重篤な感染症[肺炎(4.5%)、敗血症(頻度不明)、蜂巣炎(1.5%)、尿路感染(0.8%)、腎盂腎炎、結核を含むマイコバクテリア感染、EB(エプスタイン・バール)ウイルス感染、CMV(サイトメガロウイルス)感染、単純ヘルペス(いずれも頻度不明)、帯状疱疹(2.3%)等]が発現又は悪化することがある。[1.3、8.2、9.1.2、9.1.3、11.1.5、11.1.6参照]
11.1.3 消化管障害
口内炎(78.2%)、下痢(44.4%)、悪心(17.3%)、嘔吐(5.3%)等が高頻度で認められている。
11.1.4 アナフィラキシー(頻度不明)
アナフィラキシー、血管浮腫、過敏性血管炎等の過敏症反応があらわれることがある。
11.1.5 進行性多巣性白質脳症(PML)(頻度不明)
進行性多巣性白質脳症(PML)があらわれることがあるので、本剤の治療期間中及び治療終了後は患者の状態を十分に観察し、意識障害、麻痺症状(片麻痺、四肢麻痺)、言語障害等の症状があらわれた場合は、MRIによる画像診断及び脳脊髄液検査を行うとともに、投与を中止し、適切な処置を行うこと。[8.2、9.1.2、11.1.2、11.1.6 参照]
11.1.6 BKウイルス腎症(頻度不明)
[8.2、9.1.2、11.1.2、11.1.5参照]
11.1.7 体液貯留
末梢性浮腫(9.8%)、胸水(3.0%)、心嚢液貯留(2.3%)、腹水(0.8%)等があらわれることがあるので、頻脈等の異常が認められた場合には、心電図、心エコー、胸部CT検査を行うとともに、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1.8 脂質異常症
高コレステロール血症(8.3%)、高トリグリセリド血症(4.5%)、脂質異常症(3.8%)、血中コレステロール増加(3.0%)、高脂血症(2.3%)、脂質異常(0.8%)等を生じる可能性がある。[8.4参照]
11.1.9 創傷治癒不良
創傷治癒に影響を及ぼす可能性が考えられ、治癒不良(3.0%)及び移植手術後にリンパ嚢腫及び創し開を含む創傷治癒不良、筋膜離開、瘢痕ヘルニア、吻合部離開(いずれも頻度不明)等があらわれることがある。[8.5、15.2.1参照]
11.1.10 腎障害
蛋白尿(8.3%)、ネフローゼ症候群、巣状分節性糸球体硬化症、血中クレアチニン増加(いずれも頻度不明)等があらわれることがある。[8.6参照]
11.1.11 皮膚障害
ざ瘡(26.3%)、ざ瘡様皮膚炎(20.3%)、発疹(19.5%)、剥脱性発疹(3.8%)、そう痒症(3.0%)等があらわれることがある。
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