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ホーム> 医薬品Q&A >ラパリムス >【ラパリムス錠1mg,顆粒0.2%】16.7 薬物相互作用

添付文書 【ラパリムス錠1mg,顆粒0.2%】16.7 薬物相互作用

質問
【ラパリムス錠1mg,顆粒0.2%】
16.7 薬物相互作用
回答
16.7.1 ジルチアゼム
健康成人18例にシロリムス液剤10mg 注)とジルチアゼム120mgを単回併用投与したとき、単独投与時に比べシロリムスのC max、t max及びAUCがそれぞれ43%、29%及び60%増加したが、シロリムスはジルチアゼムの薬物動態に影響を及ぼさなかった 19)(外国人データ)。[7.4、10.2参照]

16.7.2 ベラパミル
健康成人25例にシロリムス液剤2mg、1日1回とベラパミル180mg、1日2回を反復併用投与したとき、単独投与と比べシロリムスのC max、t max及びAUC24hがそれぞれ134%、8%及び116%増加し、S(-)ベラパミルのC max及びAUC12hがそれぞれ46%及び48%増加、t maxが24%低下した 20)(外国人データ)。[7.4、10.2参照]

16.7.3 エリスロマイシン
健康成人24例にシロリムス液剤2mg、1日1回とエリスロマイシン800mg、1日3回を反復併用投与したとき、単独投与と比べシロリムスのC max及びAUCが約4倍に、t maxは40%増加し、エリスロマイシンのC max、t max及びAUCがそれぞれ63%、29%及び69%増加した 21)(外国人データ)。[7.4、10.2参照]

16.7.4 ケトコナゾール
健康成人23例にケトコナゾール200mg/日、10日間反復投与中にシロリムス液剤5mg 注)を単回併用投与したとき、単独投与と比べシロリムスのC max、t max及びAUCがそれぞれ342%、38%及び990%増加したが、シロリムスはケトコナゾールの薬物動態に影響を及ぼさなかった 22)(外国人データ)。[7.4、10.2参照]

16.7.5 リファンピシン
健康成人14~16例にリファンピシン600mg、1日1回反復投与中にシロリムス液剤20mg 注)を単回併用投与したとき、単独投与と比べシロリムスのC max及びAUCがそれぞれ71%及び82%低下したが、t maxに対する影響は認められなかった 23)(外国人データ)。[7.4、10.2参照]

16.7.6 シクロスポリン
健康成人24例にシロリムス錠剤10mg注)とシクロスポリン300mg(100mgカプセル)を単回併用投与したとき、単独投与に比べシロリムスのC max及びAUCがそれぞれ512%及び148%増加したが、シロリムスはシクロスポリンの薬物動態に影響を及ぼさなかった。また、健康成人22例にシクロスポリン300mg単回投与4時間後にシロリムス錠剤10mg 注)を投与したとき、単独投与と比べシロリムスのC max及びAUCは共に33%増加した 24)(外国人データ)。[7.4、10.2参照]

注)承認最大用量は、錠剤は4mg、顆粒剤は体表面積0.6m 2以上は4mg、体表面積0.6m 2未満は月齢ごとの開始用量(0.02~0.08mg/kg)の4倍又は4mgを超えない量である。

【文献】
19)社内資料:ジルチアゼムとの薬物相互作用(2014年7月4日承認、申請資料概要2.7.6.2)
20)社内資料:ベラパミルとの薬物相互作用(2014年7月4日承認、申請資料概要2.7.6.2)
21)社内資料:エリスロマイシンとの薬物相互作用(2014年7月4日承認、申請資料概要2.7.6.2)
22)社内資料:ケトコナゾールとの薬物相互作用(2014年7月4日承認、申請資料概要2.7.6.2)
23)社内資料:リファンピシンとの薬物相互作用(2014年7月4日承認、申請資料概要2.7.6.2)
24)社内資料:シクロスポリンとの薬物相互作用(2014年7月4日承認、申請資料概要2.7.6.2)

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