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ホーム> 医薬品Q&A >ユニタルク胸膜腔内注入用懸濁剤4g >【ユニタルク】胸痛と発熱への対応はどうすればよいですか?

FAQ 【ユニタルク】胸痛と発熱への対応はどうすればよいですか?

質問
【ユニタルク】
胸痛と発熱への対応はどうすればよいですか?
回答
胸膜癒着術は人工的に胸膜に炎症を起こすため、胸痛や発熱、CRP増加といった副作用はやむを得ない生体反応であるといえますが、患者さんの苦痛を取り除くための対処が必要な場合もあります。

《胸痛について》
続発性難治性気胸に対する国内第Ⅱ相試験(国内における医師主導治験)では、疼痛の発現率が21.4%(6/28例)、胸膜痛の発現率が10.7%(3/28例)、非心臓性胸痛の発現率が3.6%(1/28例)でした。
本試験では、胸痛管理を目的に塩酸リドカインの胸腔内投与による前処置も一部の症例で行われています。また、英国胸部疾患学会のガイドライン では、局所麻酔薬(塩酸リドカイン)の胸膜腔内への注入によって、胸膜癒着剤による胸痛に対し有効であると報告されています。
*:Andrew M, et al. Thorax. 2010; 65(Suppl 2): ii18-ii31
 
《発熱について》
続発性難治性気胸に対する国内第Ⅱ相試験(国内における医師主導治験)における発熱の発現率は21.4%(6/28例)であり、解熱剤でのコントロール可能な発熱でした。