添付文書 【ホストイン静注750mg】17. 臨床成績
- 質問
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【ホストイン静注750mg】
17. 臨床成績
- 回答
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17.1 有効性及び安全性に関する試験
17.1.1 国内第Ⅲ相試験(非盲検試験)
〈てんかん重積状態〉
てんかん重積状態の患者26例を対象に、非盲検下で、本剤18又は22.5mg/kgを3mg/kg/分(150mg/分を超えない)の速度で静脈内投与(初回投与)し、必要な場合には1日1~2回、5又は7.5mg/kgを1mg/kg/分の速度で維持投与した。初回投与日における本剤投与前後、初回投与前後2日間での発作消失又は50%以上の発作回数減少を認めた症例の割合は、それぞれ64.0%(16/25例)及び65.4%(17/26例)であった。主な副作用(10%以上)は、血圧低下5件(19.2%)、眼振、浮動性めまい各4件(15.4%)、尿中蛋白陽性3件(11.5%)であった 6)。
〈脳外科手術又は意識障害(頭部外傷等)時のてんかん発作の発現抑制〉
脳外科手術又は頭部外傷の患者21例を対象に、非盲検下で、本剤15又は18mg/kgを1mg/kg/分の速度で静脈内投与(初回投与)し、必要な場合には1日1~2回、5又は7.5mg/kgを1mg/kg/分の速度で維持投与した。初回投与前後7日間において、14/21例においては投与前後ともにてんかん発作は認められず、6/21例ではてんかん発作の消失又は減少が認められた。
また、投与前にてんかん発作が認められなかった1例において、本剤投与後にてんかん発作の発現が認められた。主な副作用(5%以上)は、血圧低下3件(14.3%)、発熱、口渇、ALT増加、肝機能異常各2件(9.5%)であった 6)。
【文献】
6)社内資料:第Ⅲ相試験(安全性、有効性及び薬物動態の検討)(2011年7月1日承認、申請資料概要2.7.2.3.5、2.7.6.2.1)
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