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ホーム> 医薬品Q&A >ホストイン静注750㎎ >【ホストイン静注750mg】9.5 妊婦

添付文書 【ホストイン静注750mg】9.5 妊婦

質問
【ホストイン静注750mg】
9.5 妊婦
回答
9.5.1 妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性(母体のてんかん発作頻発を防ぎ、胎児を低酸素状態から守る)が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
(1) 妊娠中にフェニトインを投与された患者の中に、口唇裂、口蓋裂、心奇形等を有する児を出産した例が多いとの疫学的調査報告がある。
(2) 妊娠中のフェニトイン投与により、児に腫瘍(神経芽細胞腫等)がみられたとの報告がある。
(3) 妊娠中のフェニトイン投与により、新生児に出血傾向があらわれることがある。
(4) 本薬をラットの交配前から妊娠期間中に投与した場合、胎児の脳及び心血管系等に奇形がみられた。また、周産期の投与では、母動物に分娩の遅延、致死量の低下がみられ、新生児に回避行動の増加傾向がみられた。
(5)妊娠期間中にフェニトインを投与されたラットの新 生児においては、行動発達の抑制、自発運動の増加あるいは減少、異常回転運動、迷路学習の抑制等の報告がある。

9.5.2 妊娠中にやむを得ず本剤を投与する場合には、可能な限り単独投与することが望ましい。
(1)妊娠中に他の抗てんかん剤 (特にプリミドン)と併用してフェニトイン投与された患者群に、奇形を有する児を出産した例がフェニトイン単独投与群と比較して多いとの疫学的調査報告がある。
(2)妊娠中のフェニトイン投与により、血中葉酸低下が生じるとの報告がある。