添付文書 【レスピア静注・経口液60mg】18. 薬効薬理
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【レスピア静注・経口液60mg】
18. 薬効薬理
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18.1 作用機序
18.1.1 カフェインの呼吸促進作用機序としては、アデノシン受容体結合阻害作用及びホスホジエステラーゼ阻害作用などが考えられている 12)、13)。
18.1.2 カフェインによる呼吸促進作用は、直接的な延髄呼吸中枢興奮作用、間接的なHering-Breuer呼気誘発反射増強作用及び末梢化学受容体増強作用(血中の酸素濃度、二酸化炭素濃度及びpHに反応する作用)等に基づいていると考えられている 14)、15)。
18.2 呼吸機能改善作用
18.2.1 カフェインは新生児ウサギ、ヒツジ、早産児ヒヒ及び成熟サルの自発呼吸に対し呼吸機能改善作用を示した 12)、14)~16)。
18.2.2 カフェインは新生児ブタ、ラット及び成熟サルの低酸素負荷モデルにおいて呼吸機能改善作用を示した 17)~19)。
【文献】
12)Howell LL,et al.: J Pharmacol Exp Ther. 1990; 254(3):786-91
13)Ukena D,et al.: Biochem Pharmacol. 1993; 45(4): 847-51
14)Trippenbach T,et al.: Respir Physiol. 1980; 40(2): 211-25
15)Blanchard PW,et al.: J Appl Physiol. 1986; 61(1): 133-7
16)Yoder B,et al.: Acta Paediatr. 2005; 94(1): 92-8
17)Lopes JM,et al.: Pediatr Pulmonol. 1994; 17(1): 50-5
18)Julien CA,et al.: Pediatr Res. 2010; 68(2): 105-11
19)Howell LL: J Pharmacol Exp Ther. 1993; 265(2): 971-8
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