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ホーム> 医薬品Q&A >ユニタルク胸膜腔内注入用懸濁剤4g >【ユニタルク胸膜腔内注入用懸濁剤4g】18. 薬効薬理

添付文書 【ユニタルク胸膜腔内注入用懸濁剤4g】18. 薬効薬理

質問
【ユニタルク胸膜腔内注入用懸濁剤4g】
18. 薬効薬理
回答
18.1 作用機序
タルクが胸膜癒着を惹起する作用機序は十分に解明されていないが、タルク投与による胸膜腔内の炎症状態が誘因となり、胸水中にTGF-β、TNF-α、IL-1、IL-8等が分泌され、コラーゲン線維が形成されることにより臓側胸膜と壁側胸膜の癒着が起こると考えられている 8~10)

18.2 胸膜癒着作用
ラット、ウサギ及びイヌの胸膜腔内にタルクを投与することにより、胸膜癒着作用が認められた 11~13)

【文献】
8)Genofre EH, et al.: Lung 2005;183(3):197-207
9)Marchi E, et al.: Chest 2004;125(6):2268-77
10)Acencio MMP, et al.: Lung 2007;185(6):343-8
11)社内資料:ラットの単回胸膜腔内投与毒性試験(2013年9月20日承認、申請資料概要 2.6.2.2.2)
12)社内資料:イヌの単回胸膜腔内投与毒性試験(2013年9月20日承認、申請資料概要 2.6.2.2.3)
13)Light RW, et al.: Chest 1995; 107(6):1702-6