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ホーム> 医薬品Q&A >ユニタルク胸膜腔内注入用懸濁剤4g >【ユニタルク胸膜腔内注入用懸濁剤4g】17. 臨床成績

添付文書 【ユニタルク胸膜腔内注入用懸濁剤4g】17. 臨床成績

質問
【ユニタルク胸膜腔内注入用懸濁剤4g】
17. 臨床成績
回答
17.1 有効性及び安全性に関する試験
〈悪性胸水の再貯留抑制〉
17.1.1 国内第Ⅱ相試験

悪性胸水が貯留した患者30例を対象に、胸水を排液した後、タルク4gの懸濁液を胸膜腔内に注入した臨床試験において、注入後30日(又は中止時)に30例中25例(83.3%)で悪性胸水の再貯留の抑制が認められた。
副作用(臨床検査値異常を含む)の発現頻度は90.0%(27/30例)であり、主な副作用(10.0%以上)は、CRP増加80.0%(24/30例)、発熱53.3%(16/30例)、ALT増加16.7%(5/30例)、AST増加13.3%(4/30例)、LDH増加13.3%(4/30例)、Al-P増加13.3%(4/30例)、便秘13.3%(4/30例)、倦怠感13.3%(4/30例)、頭痛10.0%(3/30例)、アルブミン減少10.0%(3/30例)、カリウム増加10.0%(3/30例)であった 5)、6)
〈外科手術による治療が困難な続発性難治性気胸〉
17.1.2 国内第Ⅱ相試験

外科手術による治療が困難な続発性難治性気胸の患者28例を対象に、タルク4g(効果不十分の場合に1回のみ追加投与)の懸濁液を胸膜腔内に注入した臨床試験において、注入後(又は追加投与後)30日までに28例中23例(82.1%)で胸腔ドレーンの抜去が行われた。
副作用(臨床検査値異常を含む)の発現頻度は60.7%(17/28例)であり、主な副作用(10.0%以上)は、疼痛21.4%(6/28例)、発熱21.4%(6/28例)、ドレーン留置部位合併症10.7%(3/28例)、CRP増加10.7%(3/28例)、胸膜痛10.7%(3/28例)であった 7)

17.2 製造販売後調査等:記載なし
17.3 その他:記載なし

【文献】
5)社内資料:悪性胸水に対する臨床試験(2013年9月20日承認、申請資料概要 2.7.6.1.1)
6)Saka H, et al. Jpn J Clin Oncol. 2018;48(4):376-81
7)社内資料:続発性難治性気胸に対する臨床試験(2022年3月28日承認、申請資料概要 2.7.6.1.1)