FAQ 【ラパリムス】小児の投与量はどのように調節したらよいですか?
- 質問
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【ラパリムス】
小児の投与量はどのように調節したらよいですか?
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難治性脈管腫瘍及び難治性脈管奇形の小児患者に錠剤を投与する場合、体表面積が1.0m2以上では2mg、1.0m2未満では1mgから開始してください。血中トラフ濃度は15ng/mL以内を目安とし、患者の状態により1日1回4mgを超えない範囲で適宜投与量を調節してください。また、錠剤は分割できませんので、1mg未満で開始する場合は顆粒剤を投与するか、錠剤の投与において開始用量を1日0.5mgにする場合は、投与回数を2日に1回(隔日投与)としてください。なお、錠剤を用いて、難治性脈管腫瘍及び難治性脈管奇形の低出生体重児、新生児、乳児、体表面積が0.6m2未満の幼児又は小児を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施されていません。
難治性脈管腫瘍及び難治性脈管奇形の小児患者に顆粒剤を投与する場合、体表面積が1.0m2以上では2mg、0.6m2以上1.0m2未満では1mgから開始してください。体表面積が0.6m2未満では月齢に応じて、3ヵ月未満:0.02mg/kg/日、3ヵ月以上6ヵ月未満:0.04mg/kg/日、6ヵ月以上12ヵ月未満:0.06mg/kg/日、12ヵ月以上:0.08mg/kg/日から開始してください。血中トラフ濃度は15ng/mL以内を目安とし、患者の状態により、体表面積が0.6m2以上の小児患者では1日1回4mgを超えない範囲で、体表面積が0.6m2未満では月齢ごとに設定された最大用量(開始用量の4倍)又は4mgのいずれか少ない方の用量を超えない範囲で適宜投与量を調節してください。なお、顆粒剤を用いて、難治性脈管腫瘍及び難治性脈管奇形の低出生体重児又は新生児を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施されていません。
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