FAQ 【ノーベルバール】他のフェノバルビタール製剤と投与量が異なる理由を教えてください。
- 質問
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【ノーベルバール】
他のフェノバルビタール製剤と投与量が異なる理由を教えてください。
- 回答
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ノーベルバールは他のフェノバルビタール製剤と効能又は効果が異なるためです。ノーベルバールの効能又は効果は新生児けいれん、てんかん重積状態です。
けいれん発作を止めるため、初回投与によりできる限り速やかに血中濃度を治療域まで到達させる必要があります。
≪新生児けいれんの場合1)≫
治療域血中濃度の下限(15μg/mL)を達成するために、「初回投与は20mg/mLを静脈内投与する。けいれんが消失しない場合には、同量を追加投与する」ように設定しました。
また維持投与については、初回投与により消失したけいれんの再発防止を目的に、治療域血中濃度を維持できる用量として、2.5~5mg/kg/日としました。
≪てんかん重積状態の場合1)≫
てんかん重積状態での用法用量として、速やかな発作抑制のために、治療域血中濃度を達成することが重要であるため「15-20mg/kgを静脈内投与する」と設定しました。
1) Jpn J Clin Pharmacol Ther 42(4) 205-210 July 2011
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